写真に触れた五月

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五月は、写真と過ごした月だった。

観る側として、そして展示する側として。同じ月の中に、両方があった。

京都グラフィーで、友人たちの写真を観た

大学時代、一緒に写真を学んだ友人たちの作品が、京都に並んでいた。

それぞれがテーマを持ち、それをさらに深めて、独自の世界を作り上げていた。感動した。そして、正直に言うと、羨ましかった。

自分はどうだろう、と思いながら、会場を歩いた。

恩師の個展「ベルギーを歩く」

藤岡亜弥先生の個展を観てきた。

友人からの「レインボーを見たいか?」というメールがきっかけで、うっかりピースウォークに参加することになってしまったのだという。ベルギーを300キロ歩いた10日間の記録だ。

作品には、ゆるさと重さが見事に混在していた。素朴な田園風景の中を、レインボーフラッグを持った人々が歩いている。「写真を撮ることなどどうでも良くなった」と振り返る先生が、それでもシャッターを切り続けた写真たちだ。

平和について考えることの、間口が広がる気がした。

私自身は、展示する側にいる

今月、私はモノクロフィルムのグループ展に参加している。

題材は、今年二月に東京に降った雪だ。公園と、そのそばを走る電車、駅舎。雪が降るのは滅多にないし、止んだらすぐ溶けてしまう。だから夢中でシャッターを切った。フィルム一本を、短い時間で撮り切った。

タイトルは「束の間の雪」にした。

観る側と、展示する側と

友人たちの進化に感動し、先生の作品に静かに向き合い、そして自分の写真を誰かに観てもらう。

そういう五月だった。

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